女子学院卒の友達からの影響で、私には女子学院の女の子は上品で頭もキレ、なおかつパワフルだ、という勝手なイメージがありました。今回の懇談会で、女子学院院長田中弘志先生のお話をうかがって、自らの勝手な女子学院に対する印象が、間違いだとは言えないことを確信いたしました。
6月26日、啓明舎本部133教室において、女子学院の懇談会が開催されました。当日は会場がいっぱいになるほど多くの保護者の方々が参加され、女子学院の存在の大きさを改めて認識させられました。参加された方々に、女子学院の気品ただようパンフレットが配られて、いよいよ会がスタートしました。
まず啓明舎の伊藤代表によるキリスト教弾圧の歴史についての話がありました。浦上信徒弾圧事件・神仏分離令・廃仏毀釈など(どれも重要なものばかりだから、もし知らない生徒がいたら日本史用語集を読む)がとりあげられた後、田中院長先生のお話となりました。
はじめに
まず、2004年入試ではサンデーショックにより、女子学院の志望者は増加すると予想されるが、女子学院の欠点も理解しそれでも女子学院を第一志望とする受験生に来てほしい、というお話がありました。大学でも今や学部をしっかりと見ていく必要があり、大学名で受験するのは好ましくない。中学入試でも同様に、学校のネームバリューで受験するのはひかえたほうが良い、という田中院長先生の考えには私も同感です。
建学の精神とキリスト教
女性であっても男性と平等でなければならないというお話の後、人間には手の届かない世界があり、全てのモノの中心に人間があるのではない、とのお話がありました。そして、教室内でも自分が中心なのではなく、周りの皆も自分と同様に大切な存在なのだ、ということを田中院長先生は強調されていました。
女子学院の教育目標の柱
これはつまり、女子学院が何を大切にしていくのか、ということです。女子学院では頭だけでなく、身体も鍛えてバランスのとれた人間の育成を目指しているそうです。また、人は他者のために自らの能力を活かし、喜びを与え、それを自らの喜びにできるのであるから、学生時代に培ったものを、人々のために活かしていけるような人物の育成を、重視しているそうです。
女子学院の特色
色々なタイプの人間がいる。活発な子もいれば、ひかえめな子もいる。女子学院では、人はそれぞれ違うのが当然であると考えており、だからこそ色々なタイプの子を受け入れることができるのだそうです。
そして、授業以外でも活発ということも、女子学院の特色のひとつです。特に体育祭は学年対抗で、当日は教師も学年カラーの服を着るというほど気合が入っているようです。院長先生は全ての学年カラーを身につけていないと、生徒に怒られてしまうというのですから、体育祭にかける生徒の思いはハンパじゃありません。女子学院には、体育祭で優勝すると大学受験の結果が良いというジンクスがあるとのことですから、一生懸命になるのも理解できます。
また、夏休みに戦争体験のある方々からの聞きとりを課すなど、文章をたくさん書かせるということも、特色のひとつと言えるそうです。大学で論文を書く際に、この女子学院での経験が役立った、という卒業生もいるとのことです。日本史を研究してきた私は、歴史を大切にする女子学院の姿勢に感動いたしました。
会はこの後、質問タイムを経て、終了しました。
最後になりましたが、お忙しい中、啓明舎まで足を運んでいただきました田中院長先生には、大変感謝いたしております。ありがとうございました。【田口康孝】
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